前々から見たかったホラー映画やっと見れました。
『the EYE』
角膜移植した女性が幽霊見ちゃう奴ですね。
ざっと感想を。
1.あらすじ
幼少時に失明したマン。20歳になった彼女は、角膜の移植手術を受け、視力を取り戻す。少しずつ環境に順応していくマンだが、同時に奇妙な出来事が周囲に起こり始める。 (wikipediaより)
2.感想
ぶっちゃけて言うと、思ったよりホラー映画していないです。日本の映画のように、全体的に鬱々とした雰囲気で進んでいくわけではなく、意外と明るいシーンが出たりと、ドラマに近い印象です。空気感から分かりやすい一辺倒ホラー映画ではなかったですね。あー昼間などにも幽霊が出るからですかね。
そういった点では、何か特別に恐怖感を与えるためだけに出てくるホラー映画の幽霊とは違い、なんというか幽霊が見えること自体が、日常感のあることのように錯覚してしまいますね。
今回の作品では、主人公が角膜移植から幽霊が見えるようになるんですが、幽霊が見えることをさも当たり前のように、映すんですよね。
見ていると、リアルな人か、幽霊か一見で判断できないんですよ、そういったところからも、巷に跋扈しているなんちゃってホラー映画とは違いましたね。
まぁシーンごとに、がっつりホラー展開もあるわけですけど。
視力が回復していく過程で見る幽霊が、視力が回復しきっていないため、ぼやけてみえます。そのぼやけが中々見ない手法ではあるので楽しめました。最初のおばあちゃんが出るシーン、交通事故餓鬼シーンなどはとても面白かったです。
あとは、あれですね。物語の構成が3部に綺麗に分かれているので、見やすかったですね。
また、香港とシンガポールとの合作ということらしいんですけど、どうなんですかね?
日本や洋画以外では、幽霊側の掘り下げが少し丁寧な気がしないじゃないんですよね、見てるうちに以前見た『人肉ラーメン』に近いものを感じました。
あとはヒロイン可愛い。
映画としては面白かったんですけど、ホラー映画としてはどうだろうかという印象です。
勝手に点数をつけるならば、82点くらいです。とくに取り立てて言うこともないくらい、普通ですね。