映画『フラットライナーズ』を観ました。
仮死状態の人間が見る映像は一体どういったものか、死後の世界に興味を持った主人公達5人が織りなすスリラー映画ですと。
この作品のあらすじ、設定を見た段階でテンション爆上がりですよ、SF要素のある中でそういった作品に何かしらの意図を込めて制作してあることがあるので、SF映画、『コンタクト』のようなメッセージ性を期待してみましたね。
結果普通にホラーに落ち着きましたね。
はい。
主人公たちが仮死状態を経験し、過去の犯した罪に苛まれるようになる、大まかなストーリーなんですが、なんといっても中弛みが辛い。もっと色々なかったのかと。
ホラーシーンでは、いきなりスピードアップして襲ってくるシステムを多用するだけで、怖さは全くない。
話の本筋の後半の、犯した罪に真正面から立ち向かうシーンなんですけど、むしろ幻覚や、知り合いが死んで怖くなったから謝りに行ったように見えて仕方ないんですよね。
悪いことしたなら、もっと真剣にその問題に立ち向かえと。特に黒人の女性の役の人。もう、許してほしいがために謝りに行ってるように見えてまして、、、この演技はどうなんでしょう。
どうなんですかね、メッセージ的には過去の過ちも、見ないふりしていると辛くなるから、真正面から向き合うことが大切だよってことなんですかね。
調べると、キリスト教などのテーマ性があるそうで。
キリスト教には、告解という信仰儀礼があるそう。自らの罪を聖職者に告白し、それを通して神からの赦しを得るとことらしいんですが、まんまそれですね。
ただ、今映画の流れである、死への恐怖から自らの罪を告白し赦しを得る形は、ちょっと宗教というか、信仰のために脅しているようにしか見えないんですよね。
本心からの告白が欲しいんじゃないかと。とりあえずで告られても、付き合いづらいじゃないですか。ねぇ。
個人的には70点くらいでした。